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ローソン(2651)2015年2月期決算。主力のコンビニ事業の苦戦が顕在化し、ネガティブサプライズ

決算発表後の第一印象

2016年2月期の会社計画は市場コンセンサスを下回り、事業再構築に伴う足踏み感を強く感じさせる内容。株価に対しては「ネガティブ」な印象。

コメント

2015年2月期の実績は、営業総収入が前年度比+3%増、営業利益が同+4%増、当期純利益が同▲14%減になった。全ての利益が会社計画、及び、市場コンセンサスを共に下回った。2015年2月期から実施した減価償却方法の変更がなかったとすると、営業利益は同約▲10%減になると試算される。

最後のQ4に入ってから利益の伸び悩みが顕著になった。新店、既存店売上高、粗利率などは計画線に近いと見られるが、実際には集客のために戦略的な値下げや販促費の大幅な積み増しを行ったと会社は説明している。買収した成城石井が損益計算書へ反映され始めたことで、利益が嵩上げされていることを考えると、主力のコンビニ事業の厳しさが伺える。

2016年2月期の会社計画は、営業総収入が前年度比+16%増、営業利益が同+1%増、当期純利益が同+8%増と発表された。市場コンセンサスと比べると、営業利益見通しは約▲6%、経常利益も約▲8%、それぞれ低くなっており、ネガティブサプライズと考える。今後は、加盟店支援を手厚くする新FC契約を積極的に進める意向であることに加え、集客のための諸費用も増加すると見られており、成城石井の通年寄与を勘案しても利益は伸びない計画だ。また、低価格コンビニ「ローソンストア100」のスクラップも進められる予定であり、事業再構築に絡むコスト増加が懸念される。

今後の注目点

Longineでは、ROI重視の出店を謳ってきた同社が、ここにきて大幅な収益体質改善に迫られていることに注目している。利益額を底支えするため成城石井を買収したものの、その代償で競合他社に比べて財務余力が低下している。コンビニ事業での地道な体質改善の効果をいち早く達成できるか、今後の店舗展開がより実効性のある投資基準で行われるのか、等にも注目したい。

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