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信越化学工業(4063)の目標株価を達成し、「長期投資」として注目終了(2016年12月15日推奨終了)

投資スタンス

2016年3月17日レポートで「長期投資」の注目を開始したが、目標株価9,300円をクリアしたので注目を終了する。

投資家に伝えたい3つのポイント

  • 目標株価である短期8,700円、中期9,300円をクリアし、バリュエーション(株価評価)面でもアップサイドが小さいと見て、注目を終了する。
  • 株価は12月9日に9,422円まで急騰を見せ、2007年7月13日に記録した史上最高値9,580円に接近する水準だ。
  • 筆者は以前から同社株は設備投資額の推移と強い連動性があると述べてきおり、2016年度の設備投資額1,700億円(予想)はリーマンショック後の最高レベルで、2017年度も同レベル以上の設備投資が予想される。

バリュエーション(株価評価)から見た現在の株価

筆者の同社の目標株価の前提は、過去5ヶ年度の平均株価収益率(PER)の20倍と2017年3月期、2018年3月期の一株当たり利益(EPS)から短期、中期の目標株価を設定してきた。しかしながら12月13日の終値9,112円ではPERは短期21.4倍、中期19.9倍となり、ほぼ目標株価をクリアした形となった。

高水準続く設備投資の動向

とはいえ、今後を中期的に考えると、設備投資額が2018年3月期も高水準が続くため、その投資効果を期待して再び同社株に注目する局面が来ると考えている。

2017年3月期の設備投資額は1,700億円とリーマン後の最高水準を記録する勢いだが、2018年3月期も同額かそれ以上の設備投資額が予想される。

特に注目されるのは、米国で初の年産50万トンのエチレンプラントの建設(14億ドル)で、自社の塩ビ樹脂の基礎原料としてコスト削減に貢献する見通しだ。

このほか国内、タイでのシリコーン関連製品の能力増強、ベトナムでのレア・アースマグネット工場新設、中国での光ファイバー用合成石英プリフォーム工場新設など、向こう3年間は設備投資ラッシュが続く見通しだ。

従前から述べてきた通り同社の株価と設備投資額の推移には連動性があり、この意味で暫くは同社の株価は大きくは崩れないとも言えそうだ。今後の株価を引き続き注視したい。

業績ハイライト

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