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エフピコ(7947)2017年3月期Q3累計(4-12月期)は順調な着地。小型株1年の注目継続(2017年09月01日推奨終了)

投資スタンス

「小型株一年」の注目を継続する。2017年3月期Q4(1-3月)の原料高による一時的な収益足踏みは絶好の投資のチャンスと考えたい。

投資家に伝えたい3つのポイント

  • 筆者の業績予想の見直しにより、目標株価をそれぞれ短期5,900円、中期6,200円とし、前回のそれぞれ6,000円と6,300円から引き下げる。
  • 原油市況上昇、アジアの石油化学プラントの不調などから原料のポリスチレン樹脂、PET樹脂の価格が今年1月から上昇に転じ、短期的に収益にとって向かい風の環境を迎えているが、より付加価値の高いオリジナル製品の更なる投入でコストアップを吸収できよう。
  • 短期的な業績の足踏みにより、株価が下押す場面があれば絶好の投資時期だと考えており、配当も配当性向30%を基準に沿い連続増配が期待できると考えている。

目標株価について

前回のレポートで過去平均の株価収益率(PER)の22倍から短期目標株価6,000円、中期目標株価6,300円とした。

しかし、今回1月以降の原料の値上がりを織り込んだ利益予想をベースに、短期目標株価を5,900円、中期目標株価を6,200円と若干引き下げた。

株価はこのところの原料高を反映して弱含みの動きだが、同社の向こう3ヶ年の自己資本利益率は11~12%と予想しており、中期・長期の株価トレンドの右肩上がりの傾向をサポートしよう。

図表1は、過去10ヶ年の月次株価の推移を示している。デコボコはあるものの、株価の基調は長期右上がりを示している。少なくとも2020年代前半までこの基調は崩れないと考える。

出所:SPEEDAをもとに筆者作成


2017年3月期Q3累計(4-12月期)決算の印象、二桁増益

2月6日の発表となった2017年3月期Q3累計決算は、前年同期比+2%増収ながら、同+20%の営業増益、同+18%の親会社株主に帰属する四半期純利益増益と二桁増益を達成。

従来からQ3(10-12月期)が最大の需要期であり、その動向を注目していたが、中食市場の拡大を映し、同社の食品容器がチルド食品、野菜・サラダ容器、外食のテイクアウト容器などに堅調な出荷が続いた。

2017年3月期通期業績予想、従来予想を据え置いた依然、保守的

同社は通期業績予想を据え置いた。会社による連結業績予想は売上高1,760億円(前期比+3%)、営業利益151億円(同+14%)、親会社株主に帰属する四半期純利益104億円(同+12%)。

これまでの筆者による営業利益予想は160億円、親会社株主に帰属する四半期純利益予想は113.6億円だったが、これを今回はそれぞれ155億円、110億円に下方に修正した。引き続き会社予想は保守的と判断される。

下方に修正した要因はポリスチレン、PET樹脂などの石油化学系原料の上昇である。購入量の多いポリスチレン系樹脂は今年1月から+4.3%の7円/キログラムに、2月からは更に33円/キログラム値上がりが避けられない。

また、PET樹脂も4月以降の値上がりも避けられない見通し。同社はPET樹脂、ポリスチレン樹脂(発泡シート)で強固なリサイクルシステムを確立しており、コスト吸収余力がある。

また、マルチFP、透明PP、エコAPET等の独自・オリジナル製品が年率+30%の勢いで伸びている。これらの製品は他社にない特徴を持った製品で販売量の増加でコストを吸収できる強固な経営基盤を有しており、2017年Q4(1-3月期)、2018年Q1(4-6月期)には原料値上げにより収益拡大に一時的なブレークが掛かることは避けがたいと考える。

ただし、こうしたことは過去にも幾度かあった局面であり、年間業績への影響は見た目ほど大きなものではなく、このブレーキの株価が反応して下押す場面があれば、投資のチャンスが到来したと考えるべきだろう。

業績ハイライト

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