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エフピコ(7947)の注目終了。“中食”市場拡大の本命との見方は不変だが、目標株価に接近(2017年09月01日推奨終了)

投資スタンス

目標株価をほぼ達成できたことで、「小型株1年」の注目を終了する。ただ、“中食”市場は世帯数の増加を背景に2025年前後まで成長を続ける予想であり、同社及び同社株の有望性は変わらない。

投資家に伝えたい3つのポイント

  • 目標株価を概ね達成し、「小型株1年」の注目を終了する。
  • 2018年3月期Q1(4-6月期)実績は原料高により前年同期比減益となったが、いずれ販売価格是正が実現するため、業績予想は従来見通し(筆者)は変更なし。
  • 注目を終了するが、同社の食品容器市場におけるトップ企業としての強みは、マーケットシェア、製品開発力、強固な財務体質と配当余力などで引き続き注目するべき企業と考える。

目標株価について

前回レポート(2017年5月25日)で短期目標株価6,000円、中期目標株価6,500円としたが、8月7日に年初来高値6,460円を記録しており、ほぼ中期目標株価を達成できたと判断したことで「小型株1年」の注目を終了する。

2018年Q1実績(4-6月期)は減益ながらも会社想定の範囲に収まった

8月3日に発表されたQ1事績は、前年同期比+3%増収、同▲11%営業減益、同▲18%親会社株主に帰属する四半期純利益減益となった。

ポリスチレン樹脂等の原材料価格の上昇に対して、販売価格の改善が実現されなかったことが最大の主因。利益率の良いオリジナル製品の販売数量は順調で労務費・人件費、減価償却費増加を吸収したが、原料コスト上昇を吸収できなかった。

なお、Q1での営業利益の進捗率は上期会社予想値に対して43%程度だが、食品容器は季節性がハッキリしており、この四半期の実績としては会社想定の範囲内との印象である。

2018年3月期通期予想のコメント、今期も過去最高益を更新

同社では上期、通期の業績予想値を据え置いた。通期業績予想は前期比+4%増収、同+5%営業増益、同+2%親会社株主に帰属する純利益増益と慎重な見通しを発表している。

同社がやや慎重な見通しを発表した背景には、物流を中心としたコストの上昇、高水準な設備投資に伴う減価償却費の増加および年初からのスチレン系、PET系などの原材料コストの上昇が指摘できよう。

特に原材料コストに対する販売価格の引き上げは今期業績を見極めるうえで重要なポイントである。同社では今年6月1日出荷分からの製品値上げを打ち出している。

大手スーパー、コンビニ向けでは一部決着しつつあるが、本格的な販売価格是正効果は需要期である9月以降で浸透すると予想している。

上記のような前提では、Q2累計(4-9月期)業績は前期比減益を余儀なくされるものの、下期には製品価格改定効果とオリジナル製品の好調な販売に伴う利益増加により、通期業績は前期に引き続き過去最高の収益を更新すると予想される。

なお、筆者は引き続き今期通期の業績は会社予想を上回ると予想しており、2019年3月期、2020年3月期も増収増益が続くという中期見通しに変化はないと考える。

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