推奨来高値 +42%
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【決算印象】エムスリー(2413)2018年3月期決算。実績はOKだか見通しに不満(2018年09月04日推奨終了)

投資スタンス

2018年4月25日に2018年3月期決算を発表。実績値はともかくとして、2019年3月期の会社の連結業績見通しがIFISコンセンサスと比較して水準が低かったことから大きく売られる展開に。現時点でもIFISコンセンサスよりも下回っており、一旦は今回の業績の見通しの水準は織り込んだ状況。Longine編集部予想も同時に下回っており、今後業績予想を見直す必要がある。

とはいえ、同社の「メディカルプラットフォーム」をコアとしたビジネスモデルは成長率には陰りがみられるが棄損していない。また、会社計画のバリュエーションを鑑みても割高とはいえず、現時点で「長期投資」の推奨を継続し、目標株価の5,200円を維持する。

コメント

2018年3月期決算は、売上高は対前年度比+21%増、営業利益は同+19%増、親会社の所有者に帰属する当期利益(当期純利益)は同+23%増で着地した。

続いてセグメント別にみていこう。

  • 「メディカルプラットフォーム」はグループ会社の新規連結により、売上高は対前年度比+22%増となったものの、成長のための人員増を中心に展開を進めたために利益は同+7%増と、売上高ほどには伸びなかった。
  • 「エビデンスソリューション」は、上期にIDAの売却やSMOノイエスの一時的な不調などもあり、売上高は同▲1%減、利益は同+4%と低調に終わった。
  • 「キャリアソリューション」の売上高は同+26%増、利益は同+15%増と、利益成長率が売上高のそれに達しない結果。Q1に採用などの費用が先行し、その分利益成長が鈍化したという背景。
  • 「海外」の売上高は同+37%増、利益は同+88%増と米国、EU、中国のいずれもが好調。フランスVidalの業績貢献。Wakeを買収し米国の治験事業に参入。
  • 「その他エマージング事業群」の売上高は同+53%増、利益は同+16%増。

長期的にエムスリーは、以下の様なステップを想定している。

  • インターネットサービス:MR君ファミリー、Web調査
  • e×リアルオペレーション:治験のe化、M3キャリア(医師転職支援)
  • 先端医療:シーズロケット、がん分野のソリューション、AIラボ、ゲノム診断

現時点では、まさに「インターネットサービス」に加え、「e×リアルオペレーション」にシフトしつつある状況だ。一時的に利益成長率に疑いを向ける局面も出てくるかもしれないが、事業領域のチャンスはまだあると見ていい。

2019年3月期の会社による連結業績予想は、売上高は対前年度比+20%増、営業利益は同+15%増、当期純利益は同+15%増。

今後の注目点

短期的には、事業の進捗と通期業績達成確度の確からしさ。つまり、上方修正があるのかどうかという点。また、中長期的には、同社が狙う「e×リアルオペレーション」での同社の競争優位。加えて、「先端医療」で同社が活躍する際の業界でのポジショニングと資金調達の方法など。

業績ハイライト

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