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  • Mon May 14 20:44:59 UTC 2018
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日産自動車(7201)2018年3月期決算。収益はボトムアウトしたがV字回復の過大な期待禁物

決算発表後の第一印象

会社予想は概ね妥当であるが、V字回復は望み難い。株価に対して「中立」な印象。

コメント

2018年3月期実績は、売上高が対前期比+2%増、営業利益が同▲23%減、親会社株主に帰属する当期純利益が同+13%増となった。従来の会社予想を上回る着地となったが、大幅な営業減益でもあるため大きなサプライズはない。国内における一連の不正完成車検査問題に絡む販売減少と費用増加が大きなマイナス要因となり、海外では北米とアジアで苦戦した。これらの減益要因が円安メリットを全て帳消しにしたと考えられる。なお、最終利益が大幅増益になったのは、米国の法人減税に伴う影響(繰延税金負債の再査定等)による一過性要因。また、配当は前期比+5円の53円を予定。

2019年3月期の会社予想は、売上高が対前期比+0%増、営業利益が同▲6%減、親会社株主に帰属する当期純利益が同▲33%減。前提為替レートは105円/ドル。105円/ドル前提としては概ね妥当と見られるが、前期(2018年3月期)に発生した不正検査問題に絡む費用が消失するため、上ブレ余地は相応に大きいと考えられる。北米事業が改善すれば、増益決算も十分あり得ると見る。なお、配当は57円を計画しており、増配基調が続くという意味では好印象。

今後の注目点

国内工場における完成検査の不正問題の影響は、今期は引きずらないと考えられる。しかしながら、北米事業(主に米国)での販売費用増加による収益悪化を、米国市場の総需要が伸び悩む中で、いかにして改善していくかが注目点。一層の収益悪化はないと予想するが、V字回復への過大な期待は禁物と考える。

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