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  • Tue May 29 00:20:50 UTC 2018
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株価の大暴落に備えたい!ITバブル崩壊・リーマンショックに何を学ぶか

Longine編集部です。TOPIXも循環相場の目安の1,800に接近しており、この後はどうなるのかと心配している投資家の方も多いのではないだろうか。今回は今後大きく株価が下落するシーンを想定してどのような備えをしておけばよいのかを考えてみたい。

循環相場を繰り返す日本株

図表1では1999年12月末から2018年5月までの月次株価推移を追ったものである。グレーが日経平均株価(左)、赤がTOPIX(右)だ。一言でこれまでの日本の株式市場は「だらしない」といってしまえばそれまでだが、景気に応じて循環する相場であった。

機関投資家と呼ばれるプロ投資家の間では「TOPIXの800で株を買って、TOPIXが1,800になったら売れ」が良くも悪くも機能してきた相場であったのである。

そして、そのTOPIXが今800なのである。

さて、どうすればよいか。

一番良いのは株が下がるとわかっているのであれば、全部売却することであるが、それは実際問題として無理というものである。

そこでまず考えたいのが、下がりにくい業種は何かということである。東証には33業種あるが、ITバブル崩壊、またリーマンショックの両方の局面で各業種がどのような動きを見ておきたい。

ここでは、以下の様に期間を整理しておきたい。

  • 1999年12月末から2003年3月末を「ITバブル崩壊期」
  • 2007年5月末から2009年2月末までを「リーマンショック混乱期」

まず、株価の動きで注意しておきたいのは、興味深いことにいずれの期間も株価が58%下落していることだ。下落幅の数字が近しいことに加え、その下落率を考えれば株式をすべて売却する判断も十分あろう。ピークから60%下落というインパクトはぜひ頭に入れておきたい。

出所:SPEEDAをもとにLongine編集部作成


業種別で見た株価パフォーマンス

では、業種別にみるとどうか。

結論から言えば、ITバブル崩壊期とリーマンショック影響期では様相が違った。

ITバブル崩壊時には。「石油・石炭製品」、「電気・ガス業」、「海運業」、「倉庫・運輸関連業」は実は株式市場全体が下落する中でも上昇している稀有なセクターだった。

では、リーマンショック影響期はどうであったか。

実は33業種、すべてで下落した。

まさにすべて売れの状況であったわけだ。

もっとも下落したのは、「証券、商品先物取引業」で▲78%の下落、次いで「不動産業」の▲77%の下落、また、銀行は▲65%の下落幅であった。

相対株価パフォーマンスで優等生はどの業種か

最後に、いずれの局面でも「相対的」に株式市場のパフォーマンスよりも良かった業種をあげておこう。個人投資家にとって「相対的」に株価パフォーマンスが良くても決して満足はしないであろうから、参考程度という意味であるが、いずれも非常に渋い業種ばかりである。意外な点は「輸送用機器」(自動車)がいずれの局面もTOPIXに負けていないということであろうか。

  • 水産・農林業
  • 鉱業
  • 建設業
  • 食料品
  • パルプ・紙
  • 化学
  • 医薬品
  • 石油・石炭製品
  • ゴム製品
  • 金属製品
  • 輸送用機器
  • その他製品
  • 電気・ガス業
  • 陸運業
  • 空運業
  • 倉庫・運輸関連業
  • 保険業

Longineがいま注目する銘柄テーマ

いかがであっただろうか。現在のような相場では、銘柄の入れ替えも含めて、以下の様な点に気を付けたい。

  • バリュエーション
  • 景気サイクルが及ぼす業績への影響(過去のパターンから)
  • 景気関係なく伸びる新興企業

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