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メタップス(6172)2018年8月期決算。増収も営業損失

決算発表後の第一印象

決算自体は赤字決算となり、見栄えはよくない。また、会社による連結業績予想の開示もなく、投資家として判断材料が乏しい。こうした材料をもとに短期的にはネガティブに反応する向きもあろうが、今後会社も調整EBITDAの説明を株式市場で展開することを考慮すれば、現時点では株価に対して「中立」の印象。

コメント

2018年8月期通期決算は、対前年同期比で売上高は+56%増、営業利益は▲2億円の営業損失(前年同期3億円の営業利益)、親会社の所有者に帰属する当期利益(当期利益)は▲5億円の当期損失(同3億円の当期利益)となり、増収の一方で赤字転落となった。

一方、調整後EBITDAは20億円となり、対前年同期比+126%となった。会社によれば、調整後EBITDAには「ICO繰延収益にICO実施時の一時費用」、また「暗号通貨関連の会計処理に伴う一時的な費用等」を含んでいるとしている。

売上高は過去最高を達成し、調整後EBITDAも過去最高を達成した。しかしながら、営業利益以下は赤字となり、会社が見て欲しい数字と投資家に見える決算上の数字では印象の差が出てくるといえるのが現状であろう。

新年度は「合理的な業績予想の算定が困難」として開示されていない。こうした状況は投資家にとっては判断する材料がかけているという状況には変わりがなく、プラス材料とは決して言えないであろう。

今後の注目点

決算説明会資料において会社が「ブロックチェーンや暗号通貨業界を取り巻く環境が著しく変化する中で、業界の先頭に立ち事業展開を積極的に進めてまいりました。一方で、世界的に会計、法務、監査手法が未整備なこともあり、事業運営スピードに影響を及ぼしました。上場企業として事例の無い領域で挑戦をすることの難しさを感じた1年でした。」とコメントするように、会社側も仮想通貨事業の処理の困難さに直面してきたといえよう。

ICO事業や韓国での仮想通貨取引所運営を始め、次の成長エンジンと考えているブロックチェーン関連事業の状況がより見えてくるようになることで収益にどのようなインパクトが出るのかに、Longineでは注目している。

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