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ヤマハ発動機(7272)2019年12月期Q3累計(1-9月期)決算。来期の収益回復に対する期待は高まらず

決算発表後の第一印象

来期(2020年12月期)の業績回復に対する材料としては乏しい内容。株価に対しては「中立」な印象。

コメント

Q3累計実績は、売上高が対前年同期比+0%増(ほぼ横這い)、営業利益が同▲13%減、親会社株主に帰属する四半期純利益が同▲8%減。先の上期(1-6月期)実績から大きな変化は見られていない。ロボティクス事業(チップマウンター等)の不振、一部新興国での2輪車販売低迷が影響したようだ。特に、ロボット事業の不振が想定以上に厳しかったと見られる。また、円高影響もマイナス要因。

2019年12月通期の会社予想は変更なし。営業利益予想(対前期比▲11%減)、最終利益予想(同▲14%減)ともに据え置き。残り3ヶ月で為替予約も大方終了していること、及び、欧米の2輪車販売商戦が終了したこと等を勘案すると、最終的な着地に大きなブレは生じないと考えられる。既に先の上期決算で下方修正を行っており、今回の据え置きは妥当と見る。

今後の注目点

既に来期(2020年12月期)の業績回復に焦点が移っているが、米中貿易摩擦問題の行方が注目点。今回の上期決算で最大のマイナス要因となったロボティクス事業は、表面実装機(チップマウンター)等の受注減の影響が非常に大きく出ている。企業の設備投資マインドが回復しないと、当事業の回復もままならない。また、ベトナムや台湾に加えて、インドなど新興国の2輪車販売苦戦が続く可能性もあり、注意が必要だ。米国のマリン事業など好調を続けているものもあるが、今回の決算も含め、当面は株価回復に結びつくような好材料は期待薄と考える。

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