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推奨来高値 +23%
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ローソン(2651)の投資スタンスに変化なし。高齢化やライフスタイルの変化に対応し出店が続く勝ち組(2014年10月08日推奨終了)

投資家に伝えたい3つのポイント

  • 人口動態やライフスタイルの変化を受けたコンビニ市場の成長余地、当社含めた大手三社のシェアアップのポテンシャル、高いROEと株主還元重視(配当利回り3.3%)という当社の特色に対するポジティブな評価は変わりません。(本年3月24日付けの当社レポートも合わせてご覧ください。)
  • 業績予想を見直しましたが大きな変化はありません。また出店競争のなかでも主力フォーマットの既存店売上もおおむね想定通りで推移しています。但し今期の会社計画から利益が大幅に上回るとは考えにくく、当面は規模の拡大と収益性の維持改善を両立できるのか見守る段階と思われます。
  • 想定株価レンジを6800円~9000円とします。

目標株価

従来と同じ手法で、2015年2月期の予想EPS402円をベースに過去5年間のPEの年間最高値の平均及び最低値の平均である17倍及び23倍をあてはめ、6,800円~9,000円を目標レンジとします。6,800円を割れる水準では魅力的な買い場と見ています。本年度は利益の上振れ余地は小さいと考えていますので、現状水準から買い下がり、高い配当利回りを享受しながら次にあげる注目点の進捗を待つ投資スタンスになると思います。

今後の注目点

株価の評価が更に高まるためには次のような改善点が見えてくる必要があると考えています。

1. 大手三社を中心に出店競争が激化しているが、当社の既存店売上がダメージを受けないか。なお、これについては当社の主力業態であるローソンでは問題なく推移しています。(図表1参照)。

2. コーヒーやファーストフードを梃に狙い通り店舗段階での粗利率を引き上げられるか。これについては、ファーストフードの導入がいま進んでいる段階ですので、大きな懸念は今のところ抱いていません。

3. 競争対応で加盟店を支援するコストが想定以上に増えないか。これは昨年度もコスト増要因になっていましたし、今期の業績予想でも勘案しなければいけないポイントでした。競争環境が緩和するとは考えにくいので、推移を見守る必要があります。

4. 既存店売上が前年同期比▲5%減となっているローソンストア100の店舗のスクラップビルドが進み収益性が改善するか。いわゆる100円コンビニ業態はいったん市場に浸透しましたが、円安や脱デフレが進む現在の局面では、より高い価格帯の商材を扱う店舗フォーマットに転換する必要があります。ここでカギを握るのが生鮮コンビニあるいはミニスーパーと言われるローソンマートです。私の理解では、当社はローソンストア100を、より品ぞろえが幅広いローソンマートに転換させる狙いを持っていると思います。しかしこの新しい店舗はまだ11店でフォーマットとして確立できたとは言い切れません。手ごたえを見るには少なくとも半年は必要でしょう。ここが見えると中期的な出店ポテンシャルの引き上げ、全体の店舗ポートフォリオの収益性の改善が見えてきます。要注目です。

業績ハイライト

出所:SPEEDAをもとに筆者作成。予想は筆者


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