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シマノ(7309)は業績・株価とも過去最高更新が続くが、次の買い場を待つのも得策か

投資家に伝えたいポイント

自転車部品事業の持続的な拡大を背景に、2014年12月期は過去最高益を大きく更新へ。株価も上場来高値が続いているが、欧州地域等での懸念材料も少なくない。やや過熱感がある株価でエントリーするよりも、買い場を待つのも得策。

コメント

世界最大手の自転車部品メーカーの1つ(変速機、ブレーキ等)で、釣り具事業も展開。7月29日に2014年6月中間期(2014年1月-6月)決算を発表。主力の自転車部品の増収効果(特に欧州、中国などアジア)、及び、円安効果等により、営業利益+43%の大幅増益。釣り具事業も回復傾向に入ったことも下支え。中間期実績を受けて、2014年12月期の会社予想も上方修正され、過去最高益を大きく更新する見込み。

業績好調の最大要因は、営業利益の約93%を稼ぎ出す自転車部品事業の拡大に尽きる。その背景には、エコ志向や健康目的による世界的な自転車需要の高まりだけでなく、欧米や中国等で顕著なスポーツ自転車の人気上昇がある。スポーツ自転車は一般自転車に比べて販売価格が圧倒的に高く、必然的に、同社の高級グレード部品の売上も伸長している。しかも、競合相手が少ないため、価格低下圧力を受けることが非常に稀である。また、昨年来の円安進行のみならず、今年(2014年)は春先から天候に恵まれていることも追い風になっている模様だ(特に欧州地域)。こうした好業績、並びに、中期的な成長力が評価されてか、株価は上場来高値を更新中である。

今後の注目点

売上の約34%を占める欧州地域に若干不安材料(対ユーロの円安一服感、一部金融機関で信用不安の再燃懸念等)が出始めている。今般開催された決算説明会では、会社側から特に懸念は示唆されなかったが、自転車部品の最重要地域の1つであり、注意が必要だ。直近の株価上昇にはやや過熱感があり、バリュエーションでの割安感は消えつつあるため、一層の深追いは熟慮する必要がある。好決算でも慌てずに、じっくり買い場を探る(待つ)のも有効な策である。

業績ハイライト

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